ボリンジャーバンドの計算式と正しい使い方1/2【原理も説明します】
こんにちは、あゆむです。
今回は有名なインジケーター「ボリンジャーバンド」についての記事を、2つに分けて書いていきます。
この記事と次の記事を読めば
・ボリンジャーバンドの計算式
・チャートの何を見ているか(つまり計算式の意味)
・ネットでよく言われる使い方で勝てない理由
・正しい使い方
これらが初心者の方でもすべてわかります。
有能インジなので、ぜひ習得してください。
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目次
ボリンジャーバンドとは?
見た目はこんなんです。
このチャートに表示されている7本の茶色の線がボリンジャーバンドです。
正確にはボリンジャーバンドを3つ重ねて表示しています。(理由は後述します)
まずそれぞれの線の名称から説明します。
・真ん中の線=センターライン
・(センターラインから)1つ上のライン=+1σ(シグマ)ライン
・2つ上のライン=+2σライン
・3つ上のライン=+3σライン
・(センターラインから)1つ下のライン=-1σライン
・2つ下のライン=-2σライン
・3つ下のライン=-3σライン
例えば±1σと表記されていると、「+1σと-1σ」の2つを指します。
そして、センターラインはn期間単純移動平均線です。
つまり、「ボリンジャーバンドとはn期間移動平均線と±〇σラインが組み合わさったインジケーター」ということになります。
パラメーター設定について
次にパラメーターの設定ですが、重要なパラメーターは「期間」と「偏差」の2つです。
これ以外はいじる必要ないですね。色はご自由に。
MT4の場合、デフォルトでは期間が20、偏差は2になっています。
期間はそのままボリンジャーバンドの計算期間で、ここを変えるともちろん数値も変わります。(計算式は次に解説します)
偏差なのですが、これも簡単。1に設定すると±1σが、2に設定すると±2σが、3に設定すると±3σが表示されます。
それと、ボリンジャーバンド1つにつき、偏差は1つしか設定できません。
つまり、ボリンジャーバンド1つで±1~3σを一気に表示することはできないので、すべてのσラインを表示したい場合はボリンジャーバンドを3つ重ねて表示するしかなさそうです。
先ほどのチャートで、3つ重ねて表示していると書きましたが、これが理由です。
ボリンジャーバンドの計算式
では計算式の説明しますね。
~ボリンジャーバンドの計算式~
センターライン=単純移動平均線(SMA)なので、
ということです。普通に平均なので簡単。
次にσラインの計算式ですが以下のようになります。
+Aσライン=センターライン+標準偏差×A
-Aσライン=センターライン-標準偏差×A
訳が分かりませんね。
標準偏差は一度置いておいて、Aの部分に2を代入してみてください。
すると
+2σライン=センターライン+標準偏差×2
-2σライン=センターライン-標準偏差×2
となりますね。
言い換えるなら
「センターラインに標準偏差をA個足したら+Aσライン、センターラインから標準偏差をA個引いたら-Aσになる」ってことです。
では次に標準偏差の説明をしていきます。
標準偏差とは?
この項目は少しややこしいので、最低でも赤文字の内容だけ覚えておいてください。読み進めれば意味が分かるはずです('ω')ノ
標準偏差とは、あるデータ群の平均値から、各数値がどれくらいバラついているか?を表す数値です。
トレードに置き換えるとn期間SMAから、直近n本の各足の終値はどれくらいバラついているかを表します。
終値がSMAから大きく離れた足が多いときは標準偏差が大きくなり、終値がSMAに近い足が多いときは標準偏差が小さくなります。
ここで、σラインの計算式をもう一度確認してください。
+Aσライン=センターライン+標準偏差×A
-Aσライン=センターライン-標準偏差×A
この計算式の通り、標準偏差が大きくなるほど±Aσラインはセンターラインから遠い水準に描写される=ボリンジャーバンドの幅が広くなる、ということです。
では標準偏差の計算式を説明していきます。
これをクリアしたら計算式は終わりです、頑張ってください。割と簡単ですよ~
標準偏差の計算式
標準偏差の計算には、4つのステップがあります。順に書いていきますね。
(n=期間です)
~標準偏差の計算式~
1.データ群の平均値を計算する
トレードの場合直近n本のローソク足の終値の平均、つまりSMAです。
ここはわかると思うので割愛します。
2.それぞれの値と平均値の差を計算する
つまり、直近n本の各足の終値とn期間SMAの差を出します。
終値-SMAで計算をし、答えがマイナスになったらそのマイナスを取ってやってください。(絶対値ってやつです)
3.それぞれの差を2乗し、その平均を計算する
例えば差が10の場合、10×10=100ですね。このように同じ数をかけていきます。
で、直近n本のローソク足の終値とn期間SMAの差を全て2乗したら、全部合計してnで割ります。
これが分散って呼ばれる数値です。
4.3.で出した数値の平方根を求める
つまり分散の平方根ですね。
A=B×Bの場合、Aの平方根はBということになり、言葉にするなら「2乗するとAになる数値」がAの平方根です。
Aに100を代入したとき、必然的にBには10が代入されます。
100=10×10なので、「100の平方根は10」ということです。
この平方根が標準偏差となります。ややこしいですが、原理を理解してしまえばトレードに使えるので丸暗記は必要ないです。全く問題ありません。
チャートの何がわかるのか?【まとめ】
さて、繰り返しになりますが大切なのでまとめていきます。
まず、ボリンジャーバンドの計算式は
+Aσライン=センターライン+標準偏差×A
-Aσライン=センターライン-標準偏差×A
この計算式の通り、標準偏差が大きければ±σラインはセンターラインから遠いところに表示されてバンド幅が広くなり、標準偏差が小さければ±σラインはセンターラインに近いところに表示されてバンド幅が狭くなります。
標準偏差を大きくするには、終値がSMAから離れた足が多く形成されなければいけません。こうなると、標準偏差の計算式2.で出る値が大きくなり、標準偏差も大きくなります。
さて、終値がSMAから離れた足が多く形成されるのはどんな時でしょうか。
ズバリ「トレンド発生時」です。
つまり、
・バンド幅が狭い=標準偏差が小さい=終値がSMA近くに位置する足が多い=トレンドがない
・バンド幅が広い=標準偏差が大きい=終値がSMAから離れている足が多い=トレンドが発生している
ということになります。
以上の理由から、ボリンジャーバンドは市場にトレンドがあるかどうかを測れるインジケーターとなります。
さいごに
インジケーターは非常に便利なんですが、それ以前に基礎で利益上げれるようになってから使った方が遥かに効果的です。
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この記事はこの辺にしておきます。
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